3D Printer の印象

FDM方式の3Dプリンターを購入して使ってみた

光造形式3Dプリンターはかなり凄いそうだけど高額なので手がだせません。

私が購入した機種は30000円以下の「 Reprap Prusa i3 」という機種でした。

※組み立て型のキットだったので組み立ては・・・

各アクリル板に保護シートが張られていて、これを剥がすのに物凄い時間がかかりました?。組み立てには半日ぐらい掛かったかも?。

※組み立て後にプリントしてみた印象は・・・

まずサンプルのデータでプリントしてみたんですが、ベットクリアランスの問題でホットベッドにフィラメントが載ってくれず剥がれてしまう不具合がでてしまいました?。ベットクリアランス調整後は特に苦労も無く製作することができたので、各部クリアランス部分だけきちんと調節すれば普通にプリントできました?。

※3Dプリンターで何か作るには・・・

何か作るためには設計しなけれなりません。 設計は3D-CADで行うためCADの知識がある程度必要になります?。無料で使える3DーCADは数多くあり、私は以前はアリブレデザインを使ってましたが今の環境では使えないのでFreeCADを使用しています。

ポリゴン系の3Dは私は触れませんが、機械系の3D-CADは基本さえわかってしまえば対して難しくはないのチャレンジスピリッツで乗り越えです?。

※実際3Dプリンターでプリントしてみた印象は・・・

プリントするための素材(フィラメント)によって癖があり、ABS樹脂とPLA樹脂の特性をきちんと理解する必要があります。

  • PLA樹脂は、熱歪が少なく反りにくくヒートベッドの必要性が低い使いやすい素材です。その反面表面がとても硬いので研磨には不向きで、更に熱にとても弱く夏場の車内(直射日光に当たる場所)にPLA樹脂で作ったパーツを置いておくとグニャグニャになってしまうデメリットがあります。
  • ABS樹脂は、熱に強く研磨しやすい素材です。その反面ベットに密着しにくいためヒートベットが必要であり、熱歪が大きく反ってしまいやすいので大きな平らなパーツを作るに不向きな素材です。更にシンナーなどに溶けるデメリットもあり。

最初は使いやすいPLA樹脂でプリントして勉強してました。

※3Dプリンターでプリントして役立ったことは

電子工作をしていると、既製品のプラスチックボックスに合わせて、部品配置・基板を設計なければならないためケースが大きくなりがちでしたが、ぎりぎり小型な基板設計をして、それにあわせて3Dプリンターで箱が作れるため小型にできるのが最大のメリットでした。

使い方は人それぞれで、3Dプリンターを自作することを楽しんでいる方もいたり、機械設計が好きな人にとって持っていると色々遊べる代物です。


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