AK12型マーチのウインカーLED化によるハイフラ対応
BCMでウインカーLED化によるハイフラ対応
前回の記事にてAK12型マーチにはウインカーリレーが存在しないことがわかりました。AK12でまだ誰もBCMでハイフラ対応されている方がいないので頑張ってBCMにてハイフラ対策してみました。
AK12マーチのBCMにはウインカー駆動用の半導体なハイサイド・パワースイッチが装着されています。このパワースイッチには電流センサーが内蔵されていて、IS1/2端子からOUT1/2の電流に応じた電圧が発生していました。っということはIS1/2端子からの出力を絶縁しCPU側の配線に5Vへプルアップさせておけば良いだけ…。
わかってしまえばどってことないのですけど、K12ではまだ誰もやってる人いないので、壊したらBCM買い直さないといけないので結構どきどきでした。
K12全車が同じ方法でいけるのかわかりませんし、真似する方は自己責任で行ってください。壊れた、不具合でたとしても当方責任は一切負えません。
BCMを分解して内部基板の回路を変更する・・・
BCMは助手席ダッシュボード内に設置されています。
写真はBCMを取り外し、BCMケースから基板を取り外した写真です。
パワースイッチからの電流センサー信号を絶縁するために以下のチップ抵抗(104>100kΩ)を取り外します。外したチップ抵抗は、元に戻せるように無くさず保管しておきましょう(邪魔にならない場所にはんだつけしておくのが良いかもです)。
他の部品に接触しないようにしながら、以下の矢印間を導通させます。抵抗器(100Ω以下など)や配線などでこの穴の間を接続させればOKです。
これでハイフラ対策作業は終了。後はBCMを元に戻せばダミー抵抗不要になり、ウインカー球をLED球にしたり、ウインカー球抜いてもハイフラにはならなくなります。
AK12以外のK12マーチでもこの方法で対策できたら、コメント欄にて教えてくださると嬉しいです。
失敗された方がいたため説明文を追加
電子工作に慣れている方ですとこの作業は単純ですが、自動車の電装を触れる程度の知識(技量)の方ではこの作業は苦戦するようです。
そのため作業する方は説明にも記載しておりますが自己責任にて作業を行ってください。
チップ抵抗を取り外すのは、両方のパッド面にはんだこてをどうにか接触させて熱を加える。そしてこて先でチップ抵抗をずらすと簡単に外すことができます。はんだを吸い取る必要ありません。
スルーホール内にはんだが埋まっている場合もパッド面に熱を加えてから、リード抵抗のワイヤーをスルーホールに通し接続すれば、はんだーを吸い取る必要はありません。
重要なのはスルーホール間にリード抵抗を取り付ける際はんだが他のパッドに導通してしまうことがあるので、ルーペを準備して、他のパッドにはんだが導通していないか、はんだのカスが飛んで他のパッド同士を導通させていないかチェックするように心がけて作業をおこなってください。
そしてこの作業を行う時はバッテリーのマイナスを取り外してからおこなってください。
Editor: Web Manager
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