後期SA16J JOG-Z2 自作DC-CDIユニット製作日記1
高周波トランスは以前にモンキーに使用するためにアリエキで購入した予備品。
CDIのトランス回路はシンプル設計
トランスの発振回路は様々です。おいらの場合は余計な部品点数を減らすのに最適なPWM専用コントローラIC(TL494)を使用して高周波トランスを発振&制御させています。
PWMコントローラICの優れたところは、一つの抵抗(Rt)と一つのコンデンサー(Ct)だけで発振周期を決めることができ、更にDTC端子に印加する電圧を変えるだけでDUTY比を自由に変更することができるところです。
またIC内部にはレギュレターを備えており安定5V電圧を(Ref)にて出力しています。
更に発振をON-OFF制御をさせるためのコンパレータを二つ備えているので、安定5V電圧を基準に一次電圧上限比例、一次電流上限比例などに利用できる、部品点数を大幅減らせる、余計な配線も減らせてしまいます。
そして使用する高周波トランスは、一次側12V印加で二次側最大600Vまで昇圧するので、トランスからの電圧が低いからと「倍電圧整流回路」を組む必要がなく、逆に二次側電圧を300~400Vに抑えるためにコンパレータで電圧監視させるという単純回路。
実験のためとりあえずブレッドボードにパーツを設置し特性把握
スイッチング周期…kHz、DUTY値50%、コンデンサーは1uF。
コンデンサーへの印加電圧は350Vまで立ち上がるまでの時間は2.8ms。カットオフ時間(点火信号からdelay時間0.5ms)を含むと3.3ms。
JOG-Z2君は2サイクル単気筒なので電圧350vを維持できるエンジン回転数は18181rpm = 60000 / 3.3msとなります。エンジン始動中は14V以上の電圧になるので実際は20000rpmぐらいまで対応可能。
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません