Debian12 初期設定2

前回のDebian12 初期設定1を行ってやっと通常使っているはずGUI環境である Windows機や Mac機から SSH 通じてサーバー機を操作できるようになりました。

SSH接続をおこなうためのターミナルソフトはネット検索すればたくさんでてきます。

TeraTerm、Putty、Poderosa、RLoginなどなど。

自身が使いやすいターミナルソフトを使うのがよいと思います。

私は Windows 10 などに標準機能としてインストールされている windows PowerShell(ターミナル)を使って SSH を行ってます。ご了承ください。

早速ローカル内のパソコンからサーバー機へ SSH 接続

Windows のアプリケーションからターミナルを見つけて実行すると

・・・PS C:\Users\ossan>の文字が現れてきます。そしたらssh root@サーバー機のipアドレス値を入力しエンターキーを押す。

Windows PowerShell
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新機能と改善のために最新の PowerShell をインストールしてください!https://aka.ms/PSWindows

PS C:\Users\ossan> ssh root@サーバー機のIPアドレス 
The authenticity of host '192.168.1.10 (192.168.1.10)' can't be established. ECDSA key fingerprint is SHA256:4Smg5QC************************************. Are you sure you want to continue connecting (yes/no/[fingerprint])? yes
Warning: Permanently added '192.168.1.10' (ECDSA) to the list of known hosts. root@192.168.1.10's password: [非表示・パスワード入力]
# ログインされると以下の文字が出力されユーザーからのコマンド待ちになります。 Linux debian-server 6.1.0-18-686-pae #1 SMP PREEMPT_DYNAMIC Debian 6.1.76-1 (2024-02-01) i686 The programs included with the Debian GNU/Linux system are free software; the exact distribution terms for each program are described in the individual files in /usr/share/doc/*/copyright. Debian GNU/Linux comes with ABSOLUTELY NO WARRANTY, to the extent permitted by applicable law. root@debian-server:~#

次は日本語環境に設定

# 日本語パッケージをインストール
root@debian-server:~# apt -y install task-japanese locales-all 

# インストールした日本語パッケージを適応
root@debian-server:~# localectl set-locale LANG=ja_JP.UTF-8 LANGUAGE="ja_JP:ja" 

# 即時反映
root@debian-server:~# source /etc/default/locale 

テキスト・エディタVIMの機能設定

# 設定ファイルを開く「新規作成」
root@debian-server:~# vi ~/.vimrc 

# 設定ファイルを開いた後「i」キーを押すと編集モードになる。

# 以下のコードをコピー張りつけする。 " vim の独自拡張機能を使用 (vi との互換性無し) set nocompatible " 文字コードを指定 set encoding=utf-8 " ファイルエンコードを指定 " 複数指定する場合はカンマ区切り " 複数指定の場合 先頭から順に成功するまで読み込む set fileencodings=utf-8 " 自動認識させる改行コードを指定 set fileformats=unix,dos " 検索履歴を残す世代数 set history=50 " 検索時に大文字小文字を区別しない set ignorecase " 検索語に大文字を混ぜると検索時に大文字を区別する set smartcase " 検索語にマッチした単語をハイライト " 逆は [ set nohlsearch ] set hlsearch " インクリメンタルサーチを使用 (検索語の入力最中から随時マッチする文字列の検索を開始) " 逆は [ set noincsearch ] set incsearch " 行番号を表示 " 逆は [ set nonumber ] set number " 括弧入力時に対応する括弧を強調 set showmatch " ファイルの末尾に改行を入れない set binary noeol " 自動インデントを有効にする " 逆は [ noautoindent ] set autoindent " 構文ごとに色分け表示 " 逆は [ syntax off ] syntax on " [ syntax on ] の場合のコメント文の色を変更 highlight Comment ctermfg=LightCyan " ウィンドウ幅で行を折り返す " 逆は [ set nowrap ] set wrap # 設定ファイルを保存し終了するには「escキーを押して → :wqを入力し → enterキーを押す」

タイムゾーンとNTCの設定

# タイムゾーンをアジア・東京に設定
root@debian-server:~# timedatectl set-timezone Asia/Tokyo 

# 設定ファイルを開く
root@debian-server:~# vi /etc/systemd/timesyncd.conf 

# 設定ファイルを開いた後「i」キーを押すと編集モードになる。

# 16行目の#を消して ntp.nict.jp を追加しファイル保存・終了。 15 [Time] 16 NTP=ntp.nict.jp 17 #FallbackNTP=0.debian.pool.ntp.org 1.debian.pool.ntp.org 2.debian.pool.ntp.org 3.debian.pool.ntp.org 18 #RootDistanceMaxSec=5 19 #PollIntervalMinSec=32 20 #PollIntervalMaxSec=2048 21 #ConnectionRetrySec=30 22 #SaveIntervalSec=60 # 設定ファイルを保存し終了するには「escキーを押して → :wqを入力し → enterキーを押す」
# 再スタートさせて設定を反映 root@debian-server:~# systemctl restart systemd-timesyncd.service

ノートパソコンの蓋を閉めてもスリープにさせない設定

# 設定ファイルを開く
root@debian-server:~# vi /etc/systemd/logind.conf 

# 設定ファイルを開いた後「i」キーを押すと編集モードになる。

# 33行目のHandleLidSwitchの先端にある#を消して suspend から ignore に変更してファイル保存・終了。 30 #HandleSuspendKeyLongPress=hibernate 31 #HandleHibernateKey=hibernate 32 #HandleHibernateKeyLongPress=ignore 33 HandleLidSwitch=ignore 34 #HandleLidSwitchExternalPower=suspend 35 #HandleLidSwitchDocked=ignore # 設定ファイルを保存し終了するには「escキーを押して → :wqを入力し → enterキーを押す」
# 再スタートさせて設定を反映 root@debian-server:~# systemctl restart systemd-logind.service

サーバー機の電源を入れたときに自動でrootでログインさせる設定

# gettyディレクトリ作成
root@debian-server:~# mkdir /etc/systemd/system/getty@tty1.service.d 

# 設定ファイルを開く「新規作成」
root@debian-server:~# vi /etc/systemd/system/getty@tty1.service.d/autologin.conf 

# 設定ファイルを開いた後「i」キーを押すと編集モードになる。

# 以下のコードをコピー張りつけする。 [Service] ExecStart= ExecStart=-/sbin/agetty --autologin root --noclear %I 38400 linux # 設定ファイルを保存し終了するには「escキーを押して → :wqを入力し → enterキーを押す」
# 設定を反映するためにいったんサーバー機を再起動させる。再起動が実行されると ssh は自動的に閉じられます。 root@debian-server:~# reboot