ホンダRA619Hの向かう道

デプロイの使い方をホンダさんは改善してきた

レギュレーションではMGU-K(クランク軸から回生&放出するためのモータ)からES(充電池)へのエネルギー回生量は最大2MJ/1周まで。ESからMGU-Kへの放出量は最大4MJ/1周とレギュレーションにて決められています。

そしてMGU-Hからの放出量/回生量は無制限。

ホンダさんは当初このレギュレーションに沿ってERSシステムを開発していたと思います。そして昨年なのか一昨年なのかERSに関するレギュレーションの抜け穴を使うようになったそうです。

MGU-KからMGU-Hを経由してESへの回生

MGU-KからESの回生量には制限はあるが、MGU-Hは無制限という盲点をつき、MGU-Kからの回生をMGU-Hを経由してESに回生させることによってMGU-Kから2MJ以上の回生を実現。これによってデプロイ関連の性能は大きく進歩し他メーカー同等の性能を得ているようにみえました。

パーティーモードはエンジンオイル燃焼によるもの?それともERS?

今期2019年度にホンダにパーティーモードが搭載されるという記事をみたけど、エンジンオイル燃焼というような記事を目にすることもあれば、今期のレギュレーションでエンジンオイルでのパーティモードは不可能ではっという記事をみかけたりします。

これ実際どうなんでしょうね。今のF1エンジンのエンジンオイル粘度は水のような粘性だと思われるので、軽油(灯油にエンジンオイル添加)的なエンジンオイルだとしたら、燃焼の研究次第で燃焼に使えるようになるのかも知れない。

だけども抜け穴を見つけたERSにもパーティーモードって持てるんではないかと。

ESの容量には制限はないよね?。ESからMGU-Kへの放出量には最大4MJという制限があるけどMGU-Hは無制限。っとなるとES容量次第では一周MGU-Kの放出量は最大4MJでも、ESに余ったエネルギーをMGU-Hで電動ターボ化。この作用によって一次排気圧を低減させ(圧縮行程の圧縮温度を下げることによって)耐ノック性を高め、点火時期を進角した特殊マップを採用して出力上昇なんてありえるのではないかな・・・。

本当色々想像するだけで今年ホンダPUがどのような性能を発揮するのか楽しみです。


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